昭和十三年は北海道開拓七十年にあたり、北海道庁長官・石黒英彦は、記念事業として物故開拓功労者を祭祀するため開拓奉斎殿を建立し、同年八月十五日、開拓功労慰霊祭を執行しました。
続いて全道から奉斎神の申請を求め三十六柱が選考され、同年十二月三日に開拓奉斎殿の社殿を以って開拓神社として鎮座祭がおこなわれました。その後、昭和十五年九月六日に末社に指定され、昭和二十九年九月二十二日には帯広市長・佐藤亀太郎外の請願により、帯広の農聖といわれた依田勉三を合祀して三十七柱の祭神となりました。
お焚き上げの様子
昭和四十三年、開拓百年の記念行事として、社殿を大改修、社務所の新設をおこない、昭和五十九年には鳥居、社号標を新設し、鎮座五十年をむかえた昭和六十三年には拝殿を造営し平成二年に社務所を改築しました。
例祭は、明治二年八月十五日に蝦夷地を北海道と改めた事に因み、毎年八月十五日に斎行されています。昭和五十三年からは子ども神輿の渡御をはじめ、平成四年には日本最大級の大神輿が奉納され、二年毎に市内中心街を渡御しています。
開拓神社では祈願札を頒布しており、年に一度奉納して頂いた祈願札を例祭に併せてお焚き上げを行っています。
祈願札
現在、開拓神社の祈願札は、「御礼」(神恩感謝)・「恋愛成就」・「心願成就」・「受験合格」・「家内安全」・「商売繁昌」・「厄除開運」・「身体健全」・「病気平癒」の九種類で、いずれも初穂料は三百円です。
御祈願の方は、祈願札にお名前・年齢を記入頂き、開拓神社納札所にお納め頂いております。
納札所
開拓神社大神輿紹介
開拓神社は、昭和十三年北海道開道七十周年を迎えるに当たり北海道開拓に心血を注がれた先人の労苦を偲び、その功績を永く伝えようと創建されたもので、現在三十七柱が祀られております。開拓者先人の労苦が実って全道民がその恩恵を受けている感謝の気持ちを子孫代々まで伝えようと、開拓神社大神輿奉納委員会により大神輿が奉納されました。
(江戸大神輿)
型の名称 屋根延神社型漆塗神輿
台 輪 四尺五寸
高 さ 十三尺
重 量 四・五トン
製 作 中台神輿製作所
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鉱山殉職者を慰霊する神社です。
昭和十八年、札幌鉱山監督局五十周年記念事業として当時の局長・久保喜八の提唱によって同局の前庭に建立されたのが始まりです。戦後昭和二十四年、北海道神宮の境内に遷座しました。
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昭和十三年、北海道拓殖銀行本店の屋上に同行の守護神として札幌神社の祭神を奉斎する神社です。
併せて、北海道拓殖銀行の物故功労者の御霊を奉斎しました。昭和二十五年北海道神宮境内に遷座しました。
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